moikka

2010-01-14

肩のちからがぬけるとき

君の手が僕の肩にふれると
どうしてだか
つっぱってバランスとってた糸が
全部きれちゃって
ばらばら
ふにゃふにゃになる

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2010-01-12

感覚でしか生きられない僕はつくづく不器用だと思うときがある。
それでもこの不器用加減とへんてこ道が好きだったりする。

どんなに近道のハイウェイがあろうとも
僕はあえて下道を走り
信号で止まったり
曲がるべきところでわざとスルーしたり
変なところで曲がったり
僕なりの
進み方が
そこにはある。

今は
曲がるべきところで
わざとスルーして
さぁ
つぎの分岐の
どこで曲がろうか
考えてる。

それまでに
どれだけアクセルとブレーキを
交互に踏めばいいのか
わからないけれど
とりあえず
少しずつ進むなかで
その適度な感覚を
身につけたい。

感覚に支配されるのは怖い。
でもやっぱり感覚なしでは
僕ではない。

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2010-01-11

しんぷるに

ひとをすきになるのに根拠はいらない。

しんぷるに
君が好きだ

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2010-01-10

ぽーっと過ごす日曜日

久しぶりにぽーっと過ごす日曜日。
公園のベンチで隣になったおじ様とふたり、鯉に餌やり。
そんな日もひつよう。

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みずのなか

みずのなか
僕は
静かに
まっすぐ
のびる

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2010-01-09

ちゅうとはんぱな悪役

ちゅうとはんぱな悪役は
君の声をきかないふりして
しずかに泣く

ちく
たく
ちく
たく

部屋の時計が
なるいっぽう

パソコンはまだ
君の時間に
あわせてる

ちゅうとはんぱな悪役は
時間さえもわからない
ちゅうとはんぱさ

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きず

きずつけられて感じるいたみと
きずつけて感じるいたみ

どっちもいたくて
声に出せない

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だいすきな君の手をふりきって
僕は歩く

ぽた
ぽた
ぽた
ぽた

落ちる涙は

僕の足跡となって
新しい道を作り始めている

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2010-01-07

ばかしょうじき

どんなにアホに見えたって
どんなにバカに見えたって

君の前では
いつもバカ正直でいたい

そんな愛情表現も
ありじゃないかな

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おしるこバースデー

世界で
きっと
たったひとつの

おしるこバースデー

僕は
そんなに
嫌いじゃない

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2010-01-06

手

君に背をむけて寝る

君が
起きているのか
寝ているのか

そんなことさえわからない僕

僕が君を感じられるのは

静かに
僕をなでる
手だけ

おやすみをいったのに
けっきょく
君は
寝なかった

僕は
暗闇の中
君に背を向けて

こんなに幸せ

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2010-01-05

僕が僕であるために

僕が僕であるために
心と頭が手をつなぎ
身体を動かした

君にさよならを言うのが
精一杯で

ありがとうが言えなかった

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2010-01-04

冷酷という名の優しさはあるのか

きみを
思っているからこそ
僕はどれだけでも演じるよ

冷酷に

きみが
はやく忘れられるように
僕はどれだけでも装うよ

冷静を

きみが
よけいに深い傷をおわないように
僕は涙を見せないよ

絶対に

たくさんの思い出は
羽根布団がやぶけたときみたいに
一瞬でばらばらになって
飛んでいく

僕はきっと
世界で一番冷酷な人間だ

それでも僕は
まだ君に優しくありたいんだ

でも気づくんだ

冷酷という名の優しさは
やっぱり
ただの自己満足にすぎないんだって

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ライン

ラインの一歩手前
ラインの上にのる
ラインをこえる

さほど変わりはないけれど
ラインの上にのった僕は
もうラインをこえてしまった感覚

後にひけない

ラインがなければいいなんて
思ったりするけれど

ひとはみな
やっぱりラインが必要で
ラインを求めあう

ラインは僕のためか
ラインは君のためか

ラインはいったい誰のためのものなんだろう

でも
ラインがひかれたコートは
確かに奇麗で
気分がいいもんだ

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