2008-12-24

simple is the best


"simple is the best"
私はこの言葉が好き。

でもとても奥が深い言葉だって思う。simpleにするには、いらないものはいらないときっぱり捨てないといけないから。

色々あって、会社を一週間で辞めた。
社長直々にもらったはずの内定、入社してわずか一週間。自分が書いた契約書は正式に受理されていないことを知った。しかも故意的に。

試されていた。

「君は中途半端、家族も友達も恋人も全部捨てて私に付いてこなければお前は駄目なままだ」とまで言われた。まるで奴隷のような扱い。

今の時代にこんな会社が残っているんだと、正直驚いた。ある一つの部署だけが完全に隔離され、閉鎖された空間になっていた。

確かに社長は凄い人かもしれない。やっていることも凄いと思う。尊敬もできるし、私のことを本当に成長させたいと一生懸命なことは分かる。でも私は彼の期待のためだけに生きていきたくはない。信じろと言われても、言動と行動が伴っていない人をどう信じろというのか。

裸になってみろだの、抱いてやるだの、女は生理と結婚という逃げ道があるからダメなんだだの、
信じられないほどのセクハラ発言。

「お前はお前という人間自体を一回ぶっ壊さないと、成長はできない。一回死んだと思え。」

「こんなはずじゃなかった。ここまでダメなやつだと思わなかった。どうしていいか俺にもわからん。全部捨てられないなら自分で道を切り開けばいい。」

「誰にも相談するな。一人で考えろ。しゃべるな。」

たった一週間、仕事らしい仕事なんて全然やれるわけもなく、教育、教育、常に教育。でもその教育の仕方は、どう考えてもおかしかった。

環境は怖い。自分の価値観も、完全に閉鎖された環境におかれると、何がどうだか訳が分からなくなる。
仕事は生活の一部であり、人生の一部であるべきだと私は思う。

家族を捨てろと言われた時、もうこの人とは一緒にやっていけない。そう思った。
「去るなら静かに去れ。」
その言葉だけを守って、荷物をまとめて即寮を出た。脱したと言うべきかもしれない。

土日でさえも拘束された。
プライベートというものは全くなかった。
そこにはnoという答えは存在せず、すべてがyesでなければならなかった。

頭がおかしくなりそうだった。

越えてはいけない一線を彼は越えた。心の中に思いっきり土足で踏み込まれた感じ。
心が痛い。

また新たに職探しだ。
でも、今回のことでよくわかった。

大切なものが何かが。
simpleになった。

新規一転、気持ちを切り替えていこうっと。
もう何も怖くない。

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